GUIDE — はじめての使い方

訪問診療お助けくんの使い方──医院の登録から、予約を入れて訪問を回るまで

訪問診療お助けくんを入れたあと、「最初に何をすればいいか」を、実際の画面で順番に説明します。医院を登録して患者さんを入れ、予約を入れて、その日の順番どおりに訪問を回るまでの流れです。

このページの画面は、バージョン 1.0(ビルド37) を iPad と同じ画面の幅で表示した説明用のものです(実機では、サインインのボタンなど一部の見た目が違います)。患者さんは「サンプル01」などの架空の方で、住所も説明用です。iPhone でも手順は同じで、画面の並びが少し違うだけです。

POINTS — 先に知っておくと迷わないこと

  • アカウントと PIN は口腔機能管理くん・歯科サブカルテ&コンサルくんと共通です。医院で1つのアカウントを、すべての端末で使います
  • 最初に「設定」で医院の位置を登録します。医院の周りの道路データは、そのあと自動で取り込みます
  • 予約は「+ 予約を入れる」から。患者さんを選ぶと、移動の増えが少ない日時が ◎○△ で並びます
  • 順番はアプリが勝手に変えません。並べ替えの提案は、今の順番と見比べてから「この順にする」で決めます
  • 到着時刻は目安です(渋滞などは反映しません)。点数・算定の判断は医院で行ってください

STEP 1サインインして、医院の PIN を決める

アプリを開くと、サインインの画面が出ます。Appleでサインイン か Googleでサインイン を押します。医院で1つのアカウントを決めて、すべての端末で同じアカウントを使ってください。口腔機能管理くんや歯科サブカルテ&コンサルくんをお使いなら、そのアカウントでサインインします。

初めてのアカウントでは、医院の PIN(4〜8桁の数字)を決める画面になります。数字を入れて 次へ を押し、もう一度同じ数字を入れます。PIN はアプリを開くたびに入れる鍵で、医院のアカウント共通です。口腔機能管理くんで PIN を決めてあるアカウントなら、新しく決めずに、その PIN を入れます。

初期設定の PIN を決める画面。医院のアカウント共通であることが書かれている
医院の PIN を決める画面(初めてのアカウントのとき)

まず試してみたいときは、「設定」の サンプルで試す で、架空の医院と患者さん32人を入れられます。今の登録内容はサンプルに置き換わるので、登録済みのデータがある場合は先にバックアップを保存してください(クラウドと同期している間は使えません)。サンプルの間は、アプリに入っている古河周辺の道路データで動きます。

STEP 2医院の位置を登録する

最初に開くのは「設定」です。医院の住所を入れて 地図で探す を押すと、国土地理院の地図に医院の位置が出ます。違っていれば地図をタップして直し、この位置で登録 を押します。道のりはこの位置から計算するので、入口や駐車場の近くに置いてください。

設定の画面。医院の住所の下に地図が出て、医院の位置に印がある
医院の住所から、地図で位置を確かめて登録します

医院の位置を決めると、医院の周りの道路データを自動で取り込みます(標準の設定で医院の周り約25km・地域により数MB〜約30MB)。取り込んでいる間は画面の上に案内が出ます。取り込みが終わると、その端末では電波のない所でも順番を計算できます。様子は「設定」の「地図」にある 道路データ の行で確かめられます。

設定の地図の欄。道路データの行に、使っているデータと配信元の説明がある
「道路データ」の行(取り込み済みになると、大きさと時点が出ます)

道路データは OpenStreetMap をもとにした、車が通れる道のデータで、日本全国で使えます。取り込みのときは、医院のおおよその位置と端末の IP アドレスが配信元(Cloudflare)に伝わります。患者さんの位置は送りません。

STEP 31日の時間と訪問日を決める

同じ「設定」で、出発の時刻・午前の訪問の終わり・午後の出発・午後の訪問の終わりを医院に合わせます。昼に医院へ戻らない医院は「昼に医院へ戻る」を外すと、午後は午前の最後の訪問先から続けて回る計算になります。訪問する曜日が決まっている医院は「訪問する日を決めている」をオンにして曜日を選びます。

あわせて、1件の所要時間(予約で治療時間を選ばなかったときの長さ)、平均の移動速度、訪問範囲(医院からの直線距離・標準は16km)も確かめてください。到着の目安と予約日のおすすめは、これらから計算します。

STEP 4患者さんを登録する

「患者」の画面の 患者を登録 を押します。氏名と住所を入れて 登録 を押すと、住所から位置を探します。番地まで一致し、訪問範囲の境目付近でなければ、そのまま登録されます。それ以外のときは地図が出るので、位置を確かめて登録します(「国土地理院の住所検索・地図を使う」を切ってあるときは、位置未設定のまま登録され、あとで地図で置きます)。

患者の登録の画面。氏名、患者ID、建物・施設名、郵便番号、住所、メモの欄がある
患者の登録。患者ID(カルテ番号など)とメモは任意です

建物・施設名を入れておくと、順番の比較(STEP 7)で、同じ建物の方を同じ午前・午後の中で続けて回る順番を提案します。iPhone・iPad では 書類から読み取る で、紹介状などの書類の写真から住所を読み取ることもできます(読み取りは端末の中で行います)。

STEP 5予約を入れる(おすすめの日時を選ぶ)

「ホーム」の + 予約を入れる を押し、患者さんを選びます(名前・住所・患者IDで探せます)。次の画面で、治療間隔(1週〜3か月)とこの予約の治療時間(15・30・45・60分、または「ほか」で5分刻み)を選びます。歯周検査をする予約は(歯科の見本を使っている医院では)「歯周検査(P検査)あり」を付けると、前回の歯周検査から1か月未満の日に ⚠ の印が出ます(入れることはできます)。基準にするのは、済みになった前回の歯周検査です(まだ無いときは、先に入っている歯周検査の予約を基準にすることがあります)。

予約の画面。治療間隔と治療時間の選択、おすすめの日時が二重丸と丸の印で並び、その下にカレンダーがある
おすすめの日時。◎ が移動の増えが少ない日時です

おすすめの日時は、すでに入っている方の遅れや、午前・午後の枠のはみ出しを増やさない入れ方を計算し、増える移動の時間が少ない順に ◎○△ の印で並べたものです(移動の増えは5分ごとに比べ、同じなら治療間隔の目安に近い日、早い日を先にします)。午前・午後だけにしたいときは上のボタンで、決まった時刻に行きたいときは「時刻を指定する」に入れます(その時刻に着ける日だけが出ます)。下のカレンダーでは、日ごとの予約の件数と印を見ながら日を選べます。

STEP 6確かめて入れる

日時を押すと、確認の画面になります。入る位置・増える移動・医院を出る時刻と戻る時刻(その枠で医院を出入りするとき)に加えて、入れた後のその日の予定が並ぶので、ほかの方の時刻が無理になっていないかを確かめてから この時間で入れる を押します。

予約の確認画面。日時、入る位置、治療時間、医院を出る時刻と戻る時刻、入れた後のその日の予定が並ぶ
確認の画面。「この日の予定(入れた後)」で、その日全体を確かめられます

おすすめから進むと、「この時刻で約束する(時刻指定にする)」にははじめからチェックが付いています。付けたままなら、その予約は時刻の指定になり、あとで順番を並べ替えても、その時刻に間に合うかを見ながら計算します。時刻を約束しないときは外してください(前の画面で時刻を入れたときは、その時刻の指定で入ります)。

STEP 7その日の順番どおりに回る

カレンダーで日を押すと、その日の予定が開きます。午前・午後ごとに、訪問の順番・到着の目安・移動の道のりが並びます。同じ午前・午後の中では、↑↓ で順番を入れ替えられ、入れ替えるとすぐに時刻を計算し直します。

その日の予定の画面。上に次の訪問のカード、その下に午前の訪問が順番に並び、到着の目安と移動の道のりがある
その日の予定。上の「次の訪問」から、Google マップの道案内と「訪問済みにする」ができます

※「P検査」の欄は、設定で歯科の見本を使っているときに出ます(医科の見本では出ません)。

訪問の日は、上の「次の訪問」から Googleマップで道案内 を開きます。終わったら、カードの名前を確かめてから、歯周検査をしたときは「P検査をした」のチェックを確かめ(予約で「P検査あり」にした方は付いています。しなかったときは外します)、最後に 訪問済みにする を押します。押すと、カードは次の方に切り替わります。

下の もっと見る には、その日の合計・順番の比較・地図・時刻とメモ・印刷があります。順番の比較は、今の順番と提案された順番を並べて見せるだけで、「この順にする」を押すまで順番は変わりません。遅れやはみ出しを減らすために、距離が少し延びる順になることもあります。同じ建物・施設名の方は、同じ午前・午後の中で続けて回る順番を提案します。

2台目の端末とバックアップ

2台目以降の端末では、最初の端末と同じアカウントでサインインし、同じ PIN を入れます。予定はクラウドを通して端末どうしで同期されます(クラウドには端末で暗号化してから送ります)。道路データは端末ごとに取り込みます。

端末の故障や機種変更に備えて、ときどき「設定」の バックアップを保存 でファイルを書き出し、医院で保管してください。パスワードを決めると暗号化して保存します(パスワードを忘れると復元できません)。戻すときは バックアップから読み込む を使います。読み込むと、今の登録内容がバックアップの内容に置き換わります。読み込めるのは同じアカウントのバックアップで、クラウドと同期している間は読み込めません。

設定のデータの欄。バックアップを保存、バックアップから読み込む、サンプルで試す、すべて消すのボタンがある
バックアップの保存と読み込み

つまずいたとき(よくある質問)

到着時刻が実際と違います。

到着時刻は、道路の距離(道のり)と設定の「平均の移動速度」から出す目安です。渋滞などの交通状況は反映しません。設定の「平均の移動速度」「1件の所要時間」や、予約ごとの治療時間を、医院の実際に合わせて直してください。

「道路データの取り込み前」「道路データの範囲外」と出ます。

医院の位置を決めると、医院の周りの道路データを自動で取り込みます(標準の設定で約25km・地域により数MB〜約30MB)。取り込みが終わるまでは、予定の一覧と手で並べることはできますが、順番の提案・到着の目安・予約日のおすすめは出ません。「範囲外」は、取り込んだ範囲の外の位置か、道路から離れた位置です。患者さんの位置を地図で確かめてください。

PIN を忘れました。

PIN の入力画面の「PINを忘れた場合」を押し、同じアカウントでサインインし直すと、新しい PIN を決められます。予定や患者さんのデータは消えません。PIN は医院のアカウント共通なので、口腔機能管理くん・歯科サブカルテ&コンサルくんの PIN も新しいものに変わります。

PIN を何度も間違えたら、待つように言われました。

PIN を10回続けて間違えると、30秒の待ち時間が入ります。さらに間違えるたびに待ち時間は長くなります(最長1時間)。正しい PIN を入れると元に戻ります。

2台目の iPad や iPhone でも使えますか?

使えます。最初の端末と同じアカウント(Apple または Google)でサインインし、同じ PIN を入れると、同じ予定を見られます。予定は端末で暗号化してからクラウドに送り、端末どうしで同期します。同じ予定を2台で同時に直したときは、どちらの内容も消さずに残し、設定の「別の iPad の変更と重なったもの」から選べます。

電波のない所でも使えますか?

使えます。初めのサインインと PIN の確認を済ませ、道路データを取り込んだ端末では、予定の確認・入力・順番の計算は端末の中で動きます。電波のない間に入れた予定は、つながったときにクラウドへ送られます。住所から位置を探す・地図を表示する・端末どうしの同期には、通信が必要です。

点数や算定の判断はしてくれますか?

いいえ。歯周検査(P検査)から1か月の印などは、日付からの目安です。点数・算定の判断は医院で行ってください。本アプリは医療機器ではなく、電子カルテ・レセコンとの連携もありません。

わからないことは、サポートページのよくある質問をご覧いただくか、アプリの「ご意見・ご要望」からお送りください。

訪問診療お助けくん──訪問歯科・訪問診療の、その日の順番と予約の日時を、道のりで決める iPad・iPhone アプリです(医療機器ではありません。診療・算定の判断は医院で行ってください)。

公開準備中です。先行して使ってみたい医院は、お問い合わせください。

アプリ紹介ページ

このページは、アプリのバージョン 1.0(ビルド37)(2026年10月時点)の画面と動作をもとに書いています。画面の文言や配置は、今後のアップデートで変わることがあります。患者さんの名前と住所は説明用の架空のものです。